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日本印刷新聞 2005年11月30日号

オフ輪以上の生産性  ロールフィーダーを活用 北日本印刷

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 北日本印刷(株)(本社・福島県会津若松市門田町中野 字大道東8-3、阿部隆一社長)は、小ロットのチラシに対応するために今年11月にアキヤマインターナショナル(株)の四六半裁両面4×4色機「Jprint4p432」+「ロールフィーダーRF−40」を導入した。同機は、小ロットのチラシに対し、前準備時間や損紙を考えればオフ輪以上の生産性を持ち、「ロールフィーダー」を利用することで、巻取用紙使用による用紙コスト削減やカットオフ長を任意に設定できることによる用紙の節約、作業性の向上などの効果が発揮されている。
 北日本印刷は昭和44年に活版印刷で創業し、その後、印刷機や製版設備、電算写植システムなどを増設、昭和58年には会津初の4色機、昭和63年には創業20周年を記念して本社別館を新築するとともに同じく会津初のオフ輪を導入して、会津地区随一の印刷会社に成長した。
 平成7年にMacを導入し、翌年には本格的にDTPシステムを構築、入稿からフィルム出力までのデジタル化を成し遂げるとともに、平成9年に本社から車で5分の一ノ堰工場が完成し、オフ輪を導入、さらに平成11年に一ノ堰工場を増設してCTPシステムとオフ輪を導入、平成13年に一ノ堰工場第三期増設で枚葉機部門を拡張し、福島県内ニカ所(郡山、いわき)と東京、新潟に営業所を持つ福島県有数の印刷会社となっている。
 そして今年11月にアキヤマインターナショナルの四六半裁両面4×4色機「Jprint4p432」+「ロールフィーダーRF-40」を導入した。「Jprint4p432」と「ロールフィーダー」の導入経緯について阿部隆一社長は「近年、マーケティング手法が発達し、チラシも店舗の状況に合わせて、数多く作られるようになっている。もちろん店名差し替えも多く、合計すれば百万単位になるチラシだが、それぞれは一万枚に届かないような小ロットのチラシが増えている。これまでは納期の関係でオフ輪を使用していたが、損紙が多く、印刷単価の下落のなか、利益の出づらい環境になっている。そのため2年前にオフ輪の補助機としてアキヤマインターナショナルの菊全判・Jprint4p440を導入した。導入すると、独自の圧胴方式により、両面印刷で表裏とも最高の印刷品質を実現するとともに棒積み適性にも優れており、オフ輪の補助機として力を発揮したほか、チラシ以外のカラーのページ物などの印刷物にも利用する割合が徐々に増えていった。その後、枚葉機でチラシの印刷を行うのであれば、サイズは四六半裁が適していること、そして巻取用紙をカットしてフィーダーに受け渡すロールフィーダーを付設すれば効率的であると考えた。そのため、アキヤマの営業マンが来るたびにロールフィーダーを作ってほしいとお願いしたほか、東京に出向きアキヤマの幹部に会うたびに熱く語った。その結果、アキヤマが今年4月にロールフィーダーを開発したので、迷わずチラシのサイズにマッチした四六半裁両面4×4色機のJprint4p432とロールフィーダーRF-40を導入した」と話す。
 実際に「Jprint4p432」と「ロールフィーダー」を導入してみて、「Jprint」は2年前に導入した菊全判で経験済みだが、最大の 特徴である表4色×裏4色印刷を同時に行うため、小ロットのチラシでは前準備時間や損紙を考えればオフ輪以上の生産性を持っており、「ロールフィーダー」を利用することで、巻取用紙使用による用紙コスト削減やカットオフ長を任意に設定できることによる用紙の節約、作業性の向上などもあり、より効果が発揮されている。

材料費も抑制

 とくに巻取用紙は枚葉用紙より価格が20%ほど安く、材料費の大きなコストダウンにつながるほか、巻取用紙1本で四六半裁サイスを約2万枚印刷でき、時間にして約2時間フィーダー部分を気にせず、印刷に集中することができるという作業性の向上も実現しているほか、オフ輸で使用し、残り少なくなった巻取用紙、いわゆる残紙も利用できるという。また、通常の枚葉用紙での印刷切り替えも容易にでき、印刷用途の幅を広げることも 可能になる。「オフ輸と枚葉機の垣根を崩し、オフ輪の生産性と枚葉機の合理性を兼ね備えた、まさに待ち望んでいた一台になった。導入からまだ間がなく、正確な数字ではないが、用紙代が1年間で4、5百万円は節約できるのではないか。今後、オフ輪の仕事は小ロット化が進むことは明らかであり、オフ 輪業者はオフ輪との併用としてJprint+ロールフィーダーをもっと注目してもいい」と阿部社長は絶賛する。同社の仕事の 割合は、60%が福島県外であり、そのなかでも20%が東京となり、東京からの仕事の 割合が徐々に増えてきている。その多くはチラシの仕事であり、そのため本社、一ノ堰工場、郡山・いわき・東京・新潟の各営業所を光ファイバーによる 専用線で結ぶとともに、全国ネットの最新の通信網を配備し、どの地域からの仕事にも対応できる体制を取っている。

機動力に自信

 「会津というと首都圏から遠いというイメージを持っているかもしれないが、磐越道と東北道を使えば、約3、4時間で東京に到着することができる。また、冬季の雪の影響を心配される場合も多いが、会津田島から西那須野塩原ICに抜けるバイパスと東北道を使えば、雪の影響を受けずに、こちらも約3、4時間で東京に到着する。東京営業所を介すれば、夕方にデータを受け取り、翌朝に印刷物を納品ということも可能であり、首都圏の印刷会社に負けないフットワークの良さを持っている」と阿部社長は機動力に自信を見せ、2台のオフ輪と「J-Print」+「ロールフィーダー」などの枚葉機との組み合わせにより、あらゆる印刷物を高品質と短納期、コストダウンで対応し、首都圏の印刷会社に負けない競争力が整えていくとしている。
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